十二支「酉(とり)」の性格、恋愛傾向、仕事運、相性占い【四柱推命】

十二支の「酉」は、完璧主義・用意周到・熱中などの性質を備えています。本記事では、「酉」の基本的な性格、恋愛傾向、仕事運、対人傾向、相性について紹介します。
目次
「酉」の季節は「初秋の9月」
十二支の10番目の「酉(とり)」。
十二支にはそれぞれに方位や月、時間が割り当てられていますが、「酉」の担当月は9月。二十四節気の「白露(はくろ)」と「秋分(しゅうぶん)」の時期です。
担当時間は夕方17時〜19時の2時間。

「酉」はどんな性格?
「酉」の基本性格

自分にも他人にも厳しく、常に自分を磨いたり高めたりするために努力を惜しまないタイプ。高い目標や理想を掲げ、「自分なら実現できる」と信じ、完璧を目指してエネルギーを注ぎ続けることができます。ただ、実は失敗を恐れる気持ちも強いので、賭けに出るようなことはしません。かなり細かく分析したり計画を立てたりして、できるだけ確実な道をストイックに歩み続けるのです。また、体調や家の中もキッチリと管理して整えます。
それから、おしゃれなのも特徴のひとつ。はっきりと言葉に出すことはなくても、自分のセンスに自信を持っているでしょう。
「酉」の恋愛傾向
自分ではそこまで意識していなくても、実は理想が高いタイプ。ほかの人とは違う独自性や個性を持っているひと、みんなが羨むような存在の人を恋人に選ぼうとするでしょう。気軽に誰とでも付き合うわけではないので、恋の数は少なめになることも。
けれど、いったん付き合い始めると、献身的に尽くす一面が出てくるのが大きな魅力。恋人が求めていることや疲れ具合などを細やかなセンサーで感じ取ることができます。ただ、相手の愛情を試すためにワガママを言うのは逆効果なので気をつけて。
「酉」の仕事運
細かい部分も見落とすことなく、緻密で丁寧な仕事ができます。しかも、長時間にわたって集中力をキープできるのが大きな武器。ミスも隙もない完璧な仕事をするデキる人です。自分で思っている以上に緻密なので、無意識のうちに重箱の隅をつつくような指摘をしてしまうかもしれないので気をつけて。
また細かいだけでなく、いざとなると大胆に新しい環境へと飛び立てる力も強いのです。
「酉」の対人傾向
察しがよくて配慮ができるタイプです。誰が何を考えているのか、何を望んでいるのか、表情やしぐさなどから瞬時に見分けることができるでしょう。そして、さり気なく親切な行動することもできます。
また愛嬌もあるのですが、人に頭を下げるのは苦手。誰とでも気軽に付き合うというわけではなく、深く狭い人間関係を築く傾向にあります。
「酉」と相性がいいのは?
十二支同士の相性は、現実的な側面(価値観、結婚後の生活、性生活など)における相性を示します。
相性がいい場合、ふたりの人生において発展性が生まれますが、相性が悪い場合には、感覚のズレが原因で生活面でうまくいかなくなることがあります。
「酉」から見た相性相関図

一般的に、「酉」と最も相性がいいとされるのは「辰(たつ)」です。
その次に相性が良いのは、西洋占星術のホロスコープ的に見て、自分と120度の関係にある「丑(うし)」と「巳(み・へび)」とされています。
占いアドバイス
十二支同士で見る相性はとても簡易的なもの。四柱推命の広大で奥深い世界のほんの一部に過ぎません。たとえ結果が良くなくても、気にしすぎないで。
「酉」と「子(ね・ねずみ)」の相性



「酉」が振り回されていると感じやすい相性。ただ、それで「子」に対してハッキリと指摘をしてしまうと、関係に亀裂が生じる可能性大。友達同士であってもライバル意識が芽生えやすいでしょう。恋愛は、違う部分に惹かれて始まりますが徐々にすれ違っていきそう。また、金銭トラブルにも気をつけて。なんだかんだと言いながら関わり続ける相性でもありますが、深入りしない距離感を保つことが大切です。
「酉」と「丑(うし)」の相性



お互いに喜びを与え合えるふたり。「酉」は、「丑」が言葉に出さない気持ちを見抜くことができ、「丑」はさりげなく「酉」を立ててくれます。特にカップルになると、「丑」の温かくて優しい言葉が「酉」の心の支えになるでしょう。セックス相性も良く、スキンシップでさらに絆が深まるはず。どんな関係でも、「丑」に対しては飾ったり遠回しだったりせずに、素直な言葉で接するといいでしょう。
「酉」と「寅(とら)」の相性



お互いに、つい強気な態度に出てしまいがちな相性。意見がぶつかると、お互いにさらに主張が強くなったり、相手を非難したくなったりするでしょう。また、夫婦などの近い関係になると、「寅」がほかの人たちにばかりいい顔を見せているようで、「酉」の心には不満が募るかもしれません。大切な気づきを与え合えるのだと考えると、高め合えるはずです。
「酉」と「卯(う・うさぎ)」の相性



価値観が違い、どこか居心地の悪さを感じる相性。「酉」は「卯」に対して「裏表がある」「計算高い」と感じて心を開けないかもしれません。また、リラックスできないので恋愛が短期間で終わってしまったり夫婦げんかが多かったりするでしょう。パワーバランスとしては「酉」が強いので、衝突や勝負は「卯」が引いて終わることがほとんど。「卯」を傷つけないように意識していると平和な関係を築きやすくなります。
「酉」と「辰(たつ)」の相性



自然と協力し合えるし、一緒に物事に取り組むことでそれぞれの能力を高め合える相性。「辰」が理想を語れば、「酉」が具体的な計画に落とし込み、ふたりで目標以上の結果を出すこともできるでしょう。生涯の仲間や友人として大切にできます。また、知り合ってすぐに惹かれ合って恋愛が始まる可能性も大。お互いに尊重し合いながら付き合い、夫婦になっても仲良く明るい家庭を築いていけます。
「酉」と「巳(み・へび)」の相性



共に大きな成果を挙げることができる相性。「酉」の分析力と「巳」の緻密さが相乗効果を発揮するだけでなく、ふたりの共通点である高い集中力もさらに研ぎ澄まされます。また、共通の遊びや趣味では、楽しい空気が盛り上がるはず。恋愛にも進みやすくセックス相性も良いふたり。遊びの関係にならないように気をつければ、交際は長続きするでしょう。夫婦になれば、愛情も理解もさらに深まります。
「酉」と「午(うま)」の相性



考え方が違う上、「午」が引けなくなるので、「酉」が合わせるしかなくなる場面も多いでしょう。ただ夫婦になると、「酉」が強く自分を出すようになるのも特徴。いずれにしても、ストレスを感じる相性です。恋愛では、一気に盛り上がり短期間で冷めてしまうことも。どんな関係だとしても、ある程度は距離を保ちながら関わることで平和な付き合い方ができます。
「酉」と「未(ひつじ)」の相性



お互いを信頼できるだけでなく、成長を促し合える相性。上下関係があっても対等でも、心から協力できます。「未」の存在は、「酉」のモチベーションを高めてくれるでしょう。また、「酉」は「未」に自信や勇気を与えるはず。恋愛や夫婦関係は「酉」がリードする形が自然と生まれます。「未」の温かいサポートに感謝すると、幸せな関係が長く続くはず。
「酉」と「申(さる)」の相性



それぞれが自分のペースで動き、干渉し過ぎずに関わっていけるふたり。趣味仲間やと友達として、楽しく付き合っていけます。グループの中では、ふたりが盛り上げ役になることも多いでしょう。恋愛に発展しても気負いが生まれず、さっぱりとしたカップルに。時々「申」がワガママになるかもしれませんが、「酉」はあまり気にならずに受け流せるでしょう。
「酉」と「酉(とり)」の相性



同じ考えのときには最大の味方になれるふたり。ただ、意見がぶつかるとお互いにワガママなほどに主張が強くなります。ライバル意識も生まれやすいので、近い距離で付き合うほどに傷つけ合ってしまう相性です。恋愛になると、些細なきっかけでけんかを繰り返す可能性も。どんな関係であっても干渉し合わない距離感がベストですが、近づくほどに譲り合いが大切になります。
「酉」と「戌(いぬ)」の相性



物事を進めるペースや考え方が違うふたりなので、足並みを揃えるのが難しいでしょう。お互いのことを嫌いというわけではないのに、一緒にいるとイライラしたり疲れたりしてしまいます。恋愛でも友人関係でも、最初はお互いに魅力を感じてもだんだんとトラブルが生れるように。こだわっていない部分はスッと引いてしまうと決めておくと、気分良く付き合いやすくなるでしょう。
「酉」と「亥(い・いのしし)」の相性



お互いの違う部分に対して素直に好感を抱き合ったり、深い部分で理解できたりするふたり。肩ひじを張らずリラックスして付き合える相性です。関わるほどに、お互いへの信頼が深まっていくでしょう。恋愛は、「亥」の情熱的なアプローチで始まることが多いはず。周囲からも応援してもらえるカップルになれるでしょう。意見が違うときには「酉」から歩み寄ると、さらに平和に関わっていけます。
六十干支の中に「酉」は5種類
十干と十二支が組み合わさることで、全60種類の「六十干支(ろくじっかんし)」が形成されます。この六十干支は、それぞれが陰陽の性質と異なる特徴を持ち、細やかな個性を生み出します。
六十干支リスト

この中で「酉」の性質を持つ組み合わせは5種類。異なる十干の影響を受け、同じ「酉」であっても少しずつ違う性格や運勢が現れます。
↓こちらのページで、ご自分の六十干支を確認してみましょう(自動計算あり)。