十二支「戌(いぬ)」の性格、恋愛傾向、仕事運、相性占い【四柱推命】

十二支の「戌」は、正義感・忠実・忍耐強さなどの性質を備えています。本記事では、「戌」の基本的な性格、恋愛傾向、仕事運、対人傾向、相性について紹介します。
目次
「戌」の季節は「秋の10月」
十二支の11番目の「戌(いぬ)」。
十二支にはそれぞれに方位や月、時間が割り当てられていますが、「戌」の担当月は10月。二十四節気の「寒露(かんろ)」と「霜降(そうこう)」の時期です。
担当時間は夜19時〜21時の2時間。

「戌」はどんな性格?
「戌」の基本性格

正しいことや公平であることをとても大切にするタイプです。自分自身の行動や考え方についても、「フェアかどうか」を厳しくチェックしているでしょう。また、初めての場所や人に対しては、警戒心が強くなるのも特徴。「大丈夫だ」と判断するまでに時間がかかることもあるでしょう。一か八かの賭けに出ることは少なく、安定している状態の中で忍耐強く物事に取り組んでいくほうが得意です。
ただ、大きな決心をして大胆な行動に出たときには、大きなパワーを発揮。そういうときには、鋭い勘を働かせて危険を嗅ぎ分けるので、失敗は少ないでしょう。
「戌」の恋愛傾向
家族を大切にする気持ちが強く、それが恋愛にも影響します。親やきょうだいから反対されそうな人は恋の相手に選ばない傾向があるでしょう。また、安心感も大切なので、仕事仲間や友達、同級生などのお互いのことをよく知っている人と恋愛関係に発展していくことも多いタイプ。「気がついたら好きになっていた」というくらいゆっくり恋心が生まれることもあり、なかなか冷めないのでひとつの恋愛が長続きします。
ドラマチックに演出するのは苦手ですが、相手が盛り上げてくれるのは嬉しいはず。
「戌」の仕事運
どんな仕事でも、任されたことはきちんと丁寧にやり遂げます。また、可愛がってくれる上司や先輩のためなら、特に頑張ることができるでしょう。それで、引き上げられてリーダー的な立場に立つこともあります。
ただ、自分の考えを変えたり新しい環境に飛び込んだりするのは苦手。独立するよりも組織の中にいたほうが、のびのびと働いて能力を発揮できます。
「戌」の対人傾向
親切な心の持ち主で、困っている人は放っておけずに手を差し伸べるタイプです。ただ、その中でお節介や説教が出てくることもあるので注意が必要。
また、一度恩を受けた相手にはいつまでも律儀で忠実なのも大きな特徴。若い頃にお世話になった人に対して、年齢を重ねても季節の挨拶を忘れないでしょう。家族などの身近な人もとても大切にします。
「戌」と相性がいいのは?
十二支同士の相性は、現実的な側面(価値観、結婚後の生活、性生活など)における相性を示します。
相性がいい場合、ふたりの人生において発展性が生まれますが、相性が悪い場合には、感覚のズレが原因で生活面でうまくいかなくなることがあります。
「戌」から見た相性相関図

一般的に、「戌」と最も相性がいいとされるのは「卯(う・うさぎ)」です。
その次に相性が良いのは、西洋占星術のホロスコープ的に見て、自分と120度の関係にある「寅(とら)」と「午(うま)」とされています。
占いアドバイス
十二支同士で見る相性はとても簡易的なもの。四柱推命の広大で奥深い世界のほんの一部に過ぎません。たとえ結果が良くなくても、気にしすぎないで。
「戌」と「子(ね・ねずみ)」の相性



そんなつもりはなくても、お互いにモヤッとさせてしまうことがある相性。「戌」は「子」に対して、言いたいことがあるならはっきり言ってほしいと思う場面も。一方で「子」は、「戌」のちょっとした冗談に傷つくことがあるでしょう。どんな関係であっても、「戌」が配慮を忘れないことが平和に付き合っていくカギ。特に恋愛では、強くリードし過ぎないように意識するといいでしょう。
「戌」と「丑(うし)」の相性



一緒に物事を進めるときには、意見ややり方が噛み合わずに反発し合ってしまう相性。「戌」は、「丑」の言うことが細かすぎると感じるでしょう。また、遊びや恋愛になると、楽なほうに流される空気が生まれて生活がだらしなくなりがち。一緒にお金を使い過ぎてしまうなど、欲望の歯止めが効かなくなる場合もあります。どんな関係でも、干渉しない距離感を大切にしましょう。
「戌」と「寅(とら)」の相性



「戌」にとって「寅」は、とても頼りになる相手。他愛のない雑談から真剣な相談まで、心を開き合って素直に話せる相性です。仕事などは、しっかりとした協力体制で結果を出します。また、お互いに初対面から好印象を抱くだけでなくセックス相性も良いので、恋人になっても仲良く付き合っていけるでしょう。どんな関係でも「戌」が「寅」の足並みに合わせるとスムーズに進みます。
「戌」と「卯(う・うさぎ)」の相性



親しくなるほどにお互いへの信頼が深まるだけでなく、高め合える相性です。しかも、リラックスして付き合うことができるのが特徴。ごく自然に惹かれ合って恋愛関係へと発展することも多いでしょう。「戌」がさりげなくリードすると、交際が順調に進むだけでなく結婚へとつながる可能性も大。また仕事などを一緒に進めるときには「卯」を頼りにするとさらにうまくいきます。
「戌」と「辰(たつ)」の相性



「戌」が「辰」に押さえつけられているように感じる相性。ほかの人が言えば素直に聞けることでも、「辰」に言われると反発したくなるでしょう。価値観が違い、なかなか話が噛み合いません。特に恋人や夫婦になると、けんかが長引きやすいのも特徴。どんな関係でも、「戌」が自分を抑えるのが平和に関わるカギです。それができると、仕事では良い刺激をもらえる場合も。
「戌」と「巳(み・へび)」の相性



気が合うだけでなく、「戌」から「巳」を上手にサポートできる相性。「戌」は、「巳」が考えていることや望んでいることを察して行動できるでしょう。また、「戌」の気持ちを素直に打ち明ければ、平和な話し合いができます。プライベートでは、最初は友達でもだんだんと恋心が芽生えやすいのも特徴。恋の予感が生まれてから交際に至るまでは時間がかからないでしょう。
「戌」と「午(うま)」の相性



一緒に物事を進めるときには、素晴らしい協力をして結果を出せる相性。「午」のリードに「戌」が自然と合わせていけるでしょう。また、余計な気を使わずに付き合える友達になることもできて、「戌」が悩んだときに「午」はしっかりと耳を傾けてくれます。知り合った瞬間から惹かれ合う可能性も高く、恋愛関係に発展しやすいのも特徴。セックス相性も良いので、デートのたびに愛情や絆が強くなっていくでしょう。
「戌」と「未(ひつじ)」の相性



ちょっとしたことで衝突しやすいふたり。恋人や夫婦になってもけんかが多く、なかなか安心できません。また、特に利害が絡むと、嘘をついたり騙し合ったりするような流れも生まれやすくなる相性です。お互いに誠意が感じられず、虚しい気持ちになるかもしれません。どんな関係でも深入りし過ぎず、意見が食い違ったら「戌」が早めに引くのが平和に関わるポイント。
「戌」と「申(さる)」の相性



お互いの気持ちが理解できるので、自然に心が通じ合って楽しく関われる相性。一緒に物事を進めるときには、よく話し合いながら信頼を深めていけるでしょう。「戌」の鋭いカンで、「申」が笑顔で隠している悩みに気づける場面もあるはず。恋愛は「申」のペースで進むことが多いのですが、「戌」もそれが一番自然だと感じます。またどんな関係でも、「申」はいざというときに心強い味方になってくれるでしょう。
「戌」と「酉(とり)」の相性



関わっていくうちに「酉」が身勝手になってきて、「戌」としては不公平だと感じやすくなる相性です。違和感を抱きつつも関わり続ける縁の深さもあるので、心身が疲れ過ぎないように気をつけて。恋愛では、お互い相手にしてほしいことにズレがあるので、なかなか満たされないでしょう。どんな関係でも「戌」が気を回して謙虚に振る舞うのが平和に付き合うコツ。
「戌」と「戌(いぬ)」の相性



性格の似ている部分をポジティブに受け止め合うことができるので、自然と親しみが湧く相性です。特に趣味の分野では、楽しく関われる良き仲間になるでしょう。また、なにげないことで波長が重なり恋愛へと発展する可能性も高いふたり。どんな関係でも、誤解やすれ違いがあっても大丈夫。素直に話し合えばすぐに仲直りできます。
「戌」と「亥(い・いのしし)」の相性



意見が食い違ったとき、「戌」が「亥」に従わざるを得ない空気が生まれやすい相性。「戌」が強く主張すると想像以上の反撃を食らう場合も。また恋愛関係になると、「亥」に振り回されているような気分になるかもしれません。どんな関係でも、「亥」のプライドを傷つけないように接するのがポイントです。
六十干支の中に「戌」は5種類
十干と十二支が組み合わさることで、全60種類の「六十干支(ろくじっかんし)」が形成されます。この六十干支は、それぞれが陰陽の性質と異なる特徴を持ち、細やかな個性を生み出します。
六十干支リスト

この中で「戌」の性質を持つ組み合わせは5種類。異なる十干の影響を受け、同じ「戌」であっても少しずつ違う性格や運勢が現れます。
↓こちらのページで、ご自分の六十干支を確認してみましょう(自動計算あり)。