★佐藤法偀(さとうほうえい)
1947年山梨県生まれ。幼少より禅宗に縁があり、高野山金剛峯寺にて得度し徳を積む。その後山形県にて開山し、2007年には宗教法人を取得して本堂を、2010年には東京銀座にも別院「丹心院」を落慶。住職としての護摩祈祷、祭事などに加え、執筆活動、講演会など活動は多岐にわたる。人生相談や治療の依頼は40年間で18万人(※2016年12月時点)に上り、自らの経験を活かした経営相談、企業顧問には全国の企業家や社長が集う。その精力的な活動ぶりから『銀座のパワフル和尚』として知られており、著書内においても『目標のもとに絶えず努力すること』『目指すべきものとしての慾を持つこと』を推奨し、自らが説く教えを体現し続けている。
★メッセージ
人生は失敗と成功、挫折と奮起の繰り返し。挫折からどう奮起するか、失敗をいかに成功に繋げるかで人生は大きな違いが生じます。弘法大師空海は、「心暗き時、すなわち遇うところ悉く禍なり(心が暗い時は災難も多く起こる)」とし、その解決策として、「迷うも悟るも全て我が心のなせること。光を求める心が起きれば闇を抜け出すことができる」と教えています。光を求める心とは「明るい心」です。挫折したっていい、何度も失敗するのが「生きている」ということ。挫折したところから仕切りなおせばいい、失敗したそこでまた挑めばいいのです。ものも情報もあふれる時代、変化のスピードは速く、さまざまな価値観の中で、周囲や世間に振り回され、下手をすれば自分を見失うことにもなりかねません。自分の気持ちを切り替え、心を調える。また、自分が置かれている状況はどうなっているのか、自分にとって本当に大切なものは何か、自分はどこに向かいたいのか……。これらを明らかにできれば、「今これをしなければならない」「こうすればいい」と自然に道が見えてくるのです。密教観、宿曜経など幅広く見てまずは「明るい心」になって、自分の夢や希望を実現しましょう。
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